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つくばいと手水鉢

つくばいの構成を確認していきましょう。一般に、使用するのにつくばう必要のある高さのものをつくばいというようにいっています。しかし、茶室に添えられる本格的なつくばいは、手水鉢を中心に、前石、手燭石、湯桶石、水門で構成されているといえます。尚、これらの3つの石を役石のように呼んでいます。では一つずつ、確認していきましょう。まず、手水鉢(ちょうずばち)であったり、水鉢(みずばち)ともいわれていますが、茶事の時に客人は席入りする前にここから柄杓一杯の水をとり、手を洗う事によって身を清めるようになっています。


自然石のもつ野趣を重視して作られたものでわび・さびなどの茶道の精神を具現化しているとも言えるかもしれません。自然石の形状は千差万別なのです。例えば、この形状には、富士型があります。山の形をした岩石の上部に円い穴をあけたものです。山の中の山である富士山にちなんでこの名前があります。本歌は鹿苑寺の夕佳亭の露地であるのです。一文字型があります。細長い自然石の上を平らにして、長い水を入れる穴を掘ったものです。こちらは、青蓮院書院縁先が有名でしょう。さらに、鎌のように曲がった自然石に円形か楕円の穴を掘ったもので桂離宮月破楼露地が有名な鎌型があります。


そして、舟型は、船の形をした石に穴をあけたもので最もよく見られるものの一つです。誰が袖型というものもあります。着物の袖を思わせる形状が名前の由来しています。清水寺成就院書院縁先にあるものが有名です。そして、司馬温公型は縁がでこぼこし、凹凸が激しい石に水穴をあけたものです。そして、あんこう型は、まったく不規則な形状の石を使用したものとなります。見立てもの手水鉢というものがありますが、これは、打ち捨てられた、燈籠や塔の部分を利用して作った手水鉢で、古びた風合いがわび・さびを感じさせるものになっています。


袈裟型というのは、石造宝塔の塔身を利用して作られるもので回りに袈裟状の格子模様が入る。東本願寺渉成園縮景亭にあるものは鎌倉時代の宝塔の塔身を使用しているようです。鉄鉢型は、五重塔の球形の水輪の部分を利用した手水鉢です。まだあります。四方仏型は、宝筴印塔や多層塔の塔身を利用したもので、面に仏が彫られているのが特徴です。基礎型は、石燈籠などの基礎を利用したもので、反花などの装飾があるものがよいとされています。礎石型ですが、古い建物の礎石を使用したもので、形はさまざまであるといっていいでょう。檜垣型は 多層塔の笠の部分を横に立て、軒の部分を凹型に掘り込んだもので、笠型は石灯篭や多層塔などの笠の部分を逆さにして反りの美しさを見立てたものです。

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